なんだか

 とりあえず俺は頭は悪いし、勉強不足で知識が足りてないことは自分自身でもよく分かってる。民営化賛成のサイトも反対のサイトも両方ともよく見てるし、両方とも納得いく点、いかない点はそれぞれある。そんな中、巡回先に(別に郵政についてのサイトではない)紹介されていたこんなサイトについて思うこと。


http://holyweb.fc2web.com/yusei_zokugiin.html


このサイトってなんだか妙な事が書いてある気がするのですが。とりあえず、最初の自民党の集票組織は全国特定郵便局長会の間違いだし(単なる間違いだろうけど)、また、文章の始めあたりの「族議員多く、これらの労組の意向を受けて反対しているもので、国民の利益を考えてのことではありません」ってのは確かにそのとおりかもしれないけれど、じゃあ、族議員でもなく、特定の団体の意思が介入しないような政治家はいるのかと。それを言うならば、現在の政党政治自体も国民の利益を第一に考えてるとは言えないと思うのだけど。先ず政党の時点でなんらかの団体の支持、献金受けてると思うのですが。


あと民主、民主社会党(これは違うかもしれん)を支援してたのは「全逓(現:日本郵政公社労働組合)」っていう労働組合。ちなみになんだっけ?組合つぶしの為の使役者側の組合が「全郵政」ってやつなんだよね。


正直なところ、自分は経済学に強くないんで、郵貯簡保については全然自信がないんで、とやかく言えないんだけど、郵便について、民営化しても万国郵便連合に加盟しているから「均一料金は守られ、また配達の品質が悪化することは無い」ってよく目にする主張については、均一料金に関しては自分もそうだと思うけれど、ドイツポストが郵便の未着率が20%を超えただとか、イギリスのロイヤルメールは送るものによっては途中で無くなるとか聞くと、郵便に関しては公営で残すべきだと思うんだけどな。アメリカは「郵便だけは国営でないと制度が維持できない」といって、現に国営のままなのだし。


郵便の分野について、ヤマト運輸の社長が「当社は補助金など受けず、チラシなどを扱うメール便で既に全国一律料金を実現した」とか「競争条件が対等なら負けない。郵政公社が信書から撤退しても当社が代わりにやれる」と言ってるらしいけど、自分自身事務員のバイトをやってた時の経験からすると、メール便(社員じゃなくてパートのおばちゃんが配ってるようだ)って誤配、未配が非常に多い上に1週間以上は送付に時間がかかってたんだよね(その分料金は安いんだけど)。それについて「都会ではそんなこと無いぜ」なんていわれるならば、民間に全国均一サービスはムリだと言う事になるし、そうでなくても現時点で既にサービス水準は公社を下回ってると思う。普通便にしたって同じ、本社から資料を自宅に数回送ってもらった事があったときには、盆正月でもないのに集荷から11日もかかったよ。(そのときはヤマトじゃなく本社に文句いったけど)


今年、就職活動してたときにも提出用の書類とかがメール便、普通便で送ってきてたけれど、大抵1週間くらい(九州島内なのに)かかってたし(実際のところかなり困った)、企業に履歴書送る時に宅配便を利用する人って中々いないとおもう。大方、配達記録郵便で送ってたんじゃないかな。自分自身は速達配達記録に大変お世話になったので、公社のサービス水準、信頼性の高さには改めて感心したんだけど、そういう人は多いと思うんだが。


それから祖母宅に送られてきた郵便物が、実はヤマトの宅配物だった事があったけれど、これは祖母宅に限らずよくあることらしい。


こういう事実を鑑みたうえで、俺は民営化に不安があるんだけどね。(ヤマトには友達、知人も多いし社員の方が頑張ってるのも知っているし、この企業が嫌で書いてるわけではないですよ。ヤマトのような企業でさえも現状はこうであるという事が言いたいだけ
)


現状よりも上記のようなサービスが低下せずに(かならずしも現料金体制の維持を求めるわけではありません、必要ならば値上げも止む終えないと思います)すむのであれば、民営化しても問題はないとは思うのですがね。